独立へのきっかけ-保護犬との出会い-

吹雪「僕が生まれる前の話だってー。僕が登場するまで待ってる。。。むにゃむにゃ」

独立しようと思ったのは、3~4年前の年末に出会った保護犬との出会いがきっかけでした。

ちょうどこの頃は、証券会社から食品業に転職してまだ2年目だったでしょうか、、、会社が合併して職場環境や人間環境が一気に変化したものの、メンタルが追い付いていかず心が疲れていた時期でもありました。

そんな時に見かけた「保護犬譲渡会」のポスター。しかも家の近く。
この時はまだワンコを我が家に迎えたいという意識はあまりなく、せっかくだからワンコに癒されたいなぁ~(人*´ ∀`)ウフフアハハ♪くらいの気持ちで譲渡会を見に行ってみることにしました。
 

そこで出会ったワンコ達は尻尾フリフリしてドッグランを駆け回り、「本当に保護犬?」っていうくらい、それはもうワンワンキャッキャッと元気いっぱいで見てるこっちもほんわか癒されたものでした(*´艸`*)

が、視界の隅っこになんか気になるものが、、、
スタッフさんの足元に、なんか小さなかたまり?のようなものが、、、

ド近眼だったもんでハッキリ見えず、「なんだろ?スタッフさんの持ち物か何かかな?」と思いながら近づいていきました。

ようやく見えたそれは、
 

犬。

 
スタッフさんの足元にポツンと、犬。
 

え?ワンコ?ぬいぐるみじゃなくて本物のワンコ?(・ω・;ノ )ノ

もう二度見っていうか三度見するくらい、目を疑いました。
だって石のように固まったまま、全く動かないのですよ。
キャッキャッしてる背後のワンコ達と、カチコチになったままのワンコ。
あまりの落差に私も一瞬固まりました、、、

気を取り直して、カッチコチなワンコに近づいてみました。
毛が短いのでチワワかな?と思っていたら、ポメラニアンとのこと。
ポメラニアンって確か、柴犬風カットをすることもあれど、通常は毛が長めのモフモフな犬種だったはず、、、


疑問に思っていたところ、スタッフさんが説明してくれました。
曰く、
 

この子はブリーダー崩壊現場から保護した子。
保護した時には、既に全身の毛がバリカンか何かで刈られていた。

 
のだそうです。。。
しかも、
 

この子はまだ人に慣れていない。
保護した直後は、抱っこして移動しただけでおしっこを漏らしたほど。

 
という話も聞いて絶句。
 

「保護犬」とか「保護猫」、「多頭飼育崩壊」とか「悪質ブリーダー崩壊」、あと「殺処分」。
ネットやテレビ等でそれらの言葉については知ってはいたものの、こうして現実を目の前にしたのは初めてでした。
 

その後、スタッフさんに許可をいただき、カチコチワンコを抱っこさせていただきました。

ワンコを触ったのも抱っこしたのもすごく久しぶりでした。
ちっちゃくてかわいくて、ほわほわの感触がなんだか愛おしい。。。
しかし当のワンコはメチャメチャ固まっていて、きっと内心、早く下ろして解放してほしいと耐えていたのだろうと思うと、とても切なく悲しく、人間のせいでこんな辛い目にあったことを申し訳ない気持ちにもなりました。

人間が信じられないから、甘えたくても甘えられない。
いつまた突然、バリカンで毛を刈られるか分からないものね、、、
うろ覚えですが、確かこのカチコチワンコは、子犬も生まされていたはずです。
 

それまで、会社員として生活している自分自身に何の疑問も抱いていませんでしたが、この時の出会いがきっかけで、私の気持ちに変化が生まれました。
 

吹雪「僕との出会いはまだまだ先のようです。。。むにゃむにゃ」
よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次
閉じる