吹雪を想う日々と、パールとの出会い

吹雪が亡くなってから、自分でもビックリするほどの喪失感を味わいました。

たった11か月しか一緒にいられなかったけど、会社を辞めて家にいる時間が多かったので、吹雪との時間は非常に多くとれたと思います。
出掛ける時も吹雪を置いていくのが嫌で、基本的にはどこへ行くにも吹雪が一緒でした。
結果的に留守番トレーニングをしっかり行えなかったのは飼い主としてダメな点だったと思いますが、今となってはあまり留守番をさせなくて良かったとまで思います。

でも、それほど一緒にいたからか、時間の長さなんて関係なく、吹雪がいないことが寂しくて仕方ありませんでした。
今だって吹雪のことを思い出して泣くことがあるのです。
 

吹雪がいなくなって泣いてばかりの私を心配して、両親が『新しい家族を迎えようか?』と言ってくれました。
『動物のためになる事業を目指して勉強してきたんでしょ、吹雪が亡くなったからって止められないでしょ?それこそ吹雪が悲しむよ』と。
私自身このままではいられないと思っていたので、落ち込む気持ちは収まりませんでしたが、次に向けて動かなければと自分に言い聞かせました。
 

吹雪を想う日々

とはいえ、なんとなく四十九日までは、吹雪へのお墓参りを毎週しなくては気が済みませんでした。
ワンコには四十九日なんて関係ないかもしれないけど、自分の気持ちの整理をつけるには必要だったのだと思います。

その間に、何度か保護団体を訪れてワンコ達に会いに行ってみたりもしました。でも、見た目が全く似てなくても、目元だったり仕草だったり雰囲気だったりが吹雪に似ている子を見ると、家に帰って泣いてしまうこともありました。
『こんな気持ちで新しい家族を迎えたら、吹雪にもその子にも失礼じゃないか』と思い、しばらくワンコを迎えることは出来ないかもしれないと思いかけていました。

そこで出会ったのが、茨城県の保護団体CAPINさん
譲渡会があると聞いて見に行ってみたところ、スタッフさんに『オススメしたい子がいる』と聞いて、別の日にシェルターへお伺いしました。
土浦と常総にシェルターがあって、私がお伺いしたのは常総シェルターでした。

 
そこにいたのが、新しく家族として迎えることになるミックスの女の子、パールでした。
 

シェルターで会ったパール

初めて会ったパールはケージの奥で縮こまり、目に見えて分かるほどガタガタ震えていました。
パールには姉妹犬が2頭いて、三姉妹とも同じくらい怖がりでした。

彼女達を見た瞬間、『私が動物のためになることをしたいと思ったきっかけ』を思い出しました。
※ 参照:独立へのきっかけ-保護犬との出会い-

 
きっかけとなった保護犬も非常に怖がりの子だったけど、その子は仮母さんの愛情と手厚いケアを受けて、ようやく譲渡会に出られたようでした。
しかしパールと姉妹犬は保護されてまだそんなに経っておらず、まだ譲渡会には出られないレベルでした。
彼女達を見て、『こういう子を減らすために動物のためになることをしたいと思ったんじゃないか』と思い出したんです。


そして、CAPINスタッフさんから『試しに姉妹犬とお散歩してみましょう』と提案していただき、姉妹犬にリードを繋いでもらったあと、一番最初に私の足元に来てくれたのがパールでした。
といっても、パールにとってはビクビクして逃げてウロウロして、たまたま立ち位置が私から一番近くなっただけですが(^^;)
姉妹犬や他のワンコ達もいた中でパールをお迎えすることに決めた一番のきっかけは、きっとこの瞬間だったかなと思います。

そしてお散歩後、改めてスタッフさんと話し合い、しばらくシェルターへ通いながらパールの様子を伺って決めてみることにし、2019年12月にパールを正式に我が家へお迎えしました。

本当は姉妹犬も一緒に引き取れたら良かったのかもしれませんが、ワンコ飼育に関しては初心者同然の私にとって、多頭飼いはかえってワンコを不幸にしてしまう恐れがあるのではないかと感じました。。。
であれば、SNS等でパールとの暮らしを発信し彼女の変化を見てもらうことで、姉妹犬にも良いご縁が繋がってくれると良いなと思いました。

 
そんなパールがシェルターでどのように過ごしていたか、姉妹犬は今どんな様子か、CAPIN常総シェルターさんのブログで一度見てもらえたら嬉しいです(^^)
※ 参照:三姉妹登場時パールトライアル時パール正式譲渡
    (CAPIN常総シェルターブログより一部抜粋)

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